アメリカイヌホオズキ (亜米利加犬酸漿)

Solanum ptychanthum

コモンネーム:
Eastern Black Nightshade (イースタン・ブラック・ナイトシェイド)
West Indian Nightshade (ウエスト・インディアン・ナイトシェイド)

春まきの1年草または短命な多年草として扱われる。 北アメリカ原産の有毒種で、やや湿り気のある空地や畑などで見られる。 イヌホオズキのイヌは役に立たないという意味で用いられ、 アメリカ原産で有毒で役に立たないホオズキとして、アメリカイヌホオズキと呼ばれる。 よく似た花にイヌホオズキやテリミノイヌホオズキがある。

アメリカイヌホオズキ(亜米利加犬酸漿)(1-1) 白色の花(撮影日:2013年6月23日)

2013/06/23 …(1-1) (夏・地植え・日なた)

全草が有毒なナス科の植物、ナイトシェイド(Nightshade)の一つで 海外ではEastern Black NightshadeやWest Indian Nightshadeと呼ばれる。 茎は直立し夏ごろに数個の白い小花をつける。 葉は卵形でフチは波打ち大きな鋸歯がある。

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アメリカイヌホオズキ(亜米利加犬酸漿)(1-2) 白色の花 散形花序の様子(撮影日:2013年6月23日)

2013/06/23 …(1-2) (夏・地植え・日なた)
花序の拡大

小花は茎先のほぼ一点から放射状につく。

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アメリカイヌホオズキ(亜米利加犬酸漿)(1-3) 白色の花 横から見た様子(撮影日:2013年6月23日)

2013/06/23 …(1-3) (夏・地植え・日なた)
やがて黒紫色の果実となる

できる果実は球形の液果で光沢がある。 全草が有毒なためこの実も食べられない。 熟した実はやや毒が弱くなるそうで、鳥が果実を食べ種子を遠くへ運ぶ働きをする。

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アメリカイヌホオズキ(亜米利加犬酸漿)(1-4) 白色の花 日なたの様子(撮影日:2013年6月23日)

2013/06/23 …(1-4) (夏・地植え・日なた)
全体の様子

日なた~日陰のやや湿り気のある場所に生える。 こぼれ種など種子まきで春から夏ごろ発芽する。

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