スベリヒユ (滑莧)
Portulaca oleracea
読み:ポーチュラカ・オレラセア
別名:ひょう
コモンネーム:
Common Purslane (コモン・パースレイン)
日当たりの良い道端や畑で見られる、春まきの1年草。
学名のoleraceaは「食用となる」との意味で、山形県では特にひょうと呼ばれ、日本でも山菜として親しまれる。
滑莧の名前には諸説あり、「茹でた味がヒユに似て、ヒユよりもぬめり気があるため」や
「葉や茎に滑るような光沢があるため」と言われる。
灰汁が強いため重曹を入れて茹で、シュウ酸も多いため茹でた後に良く水にさらしてから利用される。

2023/08/28 07:59 …(1-1) (地植え・日なた)
1.スベリヒユの花
花は朝早くに咲き昼前にはしぼんでしまう1日花で、10時ごろまで見ることができる。
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2023/08/28 08:14 …(1-2) (地植え・日なた)
2.おしべとめしべの様子
花は花弁5枚におしべ約10本とめしべ1本がつき、
柱頭は主に5裂する。
おしべは触れるとその方向へ動き、チョウに花粉をつける働きをする。
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2023/08/28 09:59 …(1-3) (地植え・日なた)
3.葉の様子
葉は多肉質でやや厚みがあり光沢がある。
倒卵形~長楕円形で互生する。
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2023/08/28 11:01 …(1-4) (地植え・日なた)
4.しぼんだ花の様子
11時ごろには花はしぼむ。
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2023/08/25 …(1-5) (地植え・日なた)
5.未成熟の果実の様子
果実の下の方に横方向の線が見える。
熟すとこの縫合線から裂開する。

2022/10/16 …(2-1) (秋・地植え・日なた)
6.熟した果実の様子
できる果実は紡錘形の蓋果で、
お椀の蓋を外すように横に裂ける。
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2022/10/16 …(2-2) (秋・地植え・日なた)
7.裂開した果実と中の種子
種子はやや平べったい円形で、巻貝のような形をしている。
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2022/10/16 …(2-3) (秋・地植え・日なた)
8.果実と茎の全体の様子
果実は5mmほど、種子も0.5mmほどと非常に小さい。
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2023/08/26 …(3) (夏・地植え・日なた)
9.夏の全体の様子
高さは10cm~30cmほど。下部は地を這って広がり、上部は立ち上がる。
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2022/09/28 …(4) (秋・地植え・日なた)
10.秋の全体の様子
小さな実が黒く熟している。種子まきやこぼれ種でよく増える。
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