カシワバアジサイ(柏葉紫陽花)

カシワバアジサイ (柏葉紫陽花)

冬季落葉性の低木。以前はユキノシタ科に分類されたが現在はアジサイ科に分類される。 大きな葉がカシワの葉に似ていることから柏葉アジサイと呼ばれる。
花は円錐花序。花序の内部には小さな両性花を多数つけ 外部には白く大きな装飾花をつける。 装飾花の大きな白い花弁に見える部分は萼で その中央に花がある。この花の雄しべと雌しべは退化しているため結実しない。

カシワバアジサイの花 (柏葉紫陽花)  白色 (撮影日:2012年6月8日)

2012/06/08 (夏・鉢植え)

大きな白い装飾花が見える。装飾花の萼は4枚。 両性花の花弁は5枚で雄しべ10本に雌しべ1本がつく。 雌しべの柱頭は2裂する。 密集した両性花が開花すると花弁よりも多数の雄しべがとてもよく目立つ。 下から上に咲く。 果実は蒴果。 園芸品種には装飾花のみの花も多く その場合は結実しないためさし木で増やす。 葉は掌状で5裂し対生する。秋には赤くなり紅葉も楽しめる。