イソトマ・アクシラリス (ローレンティア)

イソトマ

Isotoma axillaris
(Laurentia axillaris)

読み:イソトマ・アクシラリス (アキシラリス)
(ローレンティア・アクシラリス)

分類

常緑多年草(1年草扱い)

科属

キキョウ科 /

イソトマ属(ローレンティア属)

花期

6月から9月

花色

青紫,紫

用途

鉢植え 地植え

環境

非耐寒性 日なた~日当たりの良い場所

繁殖

種子まき さし木 こぼれ種

常緑性の多年草。寒さに弱いため日本では春まきの1年草としても扱われる。

以前はローレンティア属(ラウレンティア属)に分類されたが、現在はイソトマ属に分類される。 その属名Isotomaからイソトマ、または旧属名Laurentiaからローレンティアと呼ばれる。

全草が有毒で、茎や葉の切り口から出る白い乳液も、手のかぶれや失明の恐れがある。

イソトマ・アクシラリス (ローレンティア・アクシラリス) (1-1) 薄紫色の花(撮影日:2024年7月10日)

2024/07/10 …(1-1) (夏・地植え・日なた)

薄紫色の花

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花冠:5裂 萼筒:5裂

花冠は筒状で先端は5裂し星形に開く。基部には5裂した萼筒がつく。 花は雄性先熟で雄性期にはおしべだけが見える。

イソトマ・アクシラリス (ローレンティア・アクシラリス) (1-2) 薄紫色の花(撮影日:2024年7月10日)

2024/07/10 …(1-2) (夏・地植え・日なた)

雄性期のおしべ

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おしべ:5本、筒状

5本のおしべは筒状に合着し、先端に白いヒゲ状のものが伸びる。花冠の黄色の部分は蜜の場所を示し、 蜜を吸いに来た虫が白いヒゲに触れると筒が破れ、虫に花粉をつける仕組みとなっている。

イソトマ・アクシラリス (ローレンティア・アクシラリス) (1-3) 薄紫色の花(撮影日:2024年7月10日)

2024/07/10 …(1-3) (夏・地植え・日なた)

雌性期のめしべ

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めしべ:1本、柱頭2裂

雌性期になるとおしべの筒から1本のめしべが出る。

イソトマ・アクシラリス (ローレンティア・アクシラリス) (1-4) 薄紫色の花(撮影日:2024年7月10日)

2024/07/10 …(1-4) (夏・地植え・日なた)

雄性期と雌性期の花

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左:雄性期の花 右:雌性期の花

イソトマ・アクシラリス (ローレンティア・アクシラリス) (1-5) 薄紫色の花(撮影日:2024年7月10日)

2024/07/10 …(1-5) (夏・地植え・日なた)

葉の様子

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葉:線形

葉は羽状に裂け、互生する。

イソトマ・アクシラリス (ローレンティア・アクシラリス) (1-6) 薄紫色の花(撮影日:2024年7月3日)

2024/07/03 …(1-6) (夏・地植え・日なた)

全体の様子

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草丈:50cmほど

加湿に弱いので、風通しと水はけのよい場所で育てる。日当たりが悪いと花つきが悪くなってしまう。