キンシバイ(金糸梅) ヒペリカム・パツルム

キンシバイ (金糸梅)

Hypericum patulum

読み:ヒペリカム・パツルム (ヒペリクム)

コモンネーム:
Goldencup St. John's Wort
(ゴールデンカップ・セントジョーンズワート)

分類

常緑低木

科属

オトギリソウ科 / オトギリソウ属

花期

6月から7月

花色

用途

切花 鉢植え 地植え

環境

耐寒性

日当たりの良い場所~半日陰 (夏は日陰)

繁殖

種子まき さし木

中国原産の常緑性の低木。 枝垂れた枝の先にカップ形の花を咲かせる。 キンシバイの名前は中国名「金糸梅」に由来し、 金糸のような長い雄しべに似た花の姿から金糸梅と呼ばれる。

園芸品種ヒデコート (大輪キンシバイ)によく似るが、 ヒデコートの葉が十字に対生するのに対して、キンシバイの葉は十字に対生しない。

キンシバイ(金糸梅) ヒペリカム・パツルム(1-1) 黄色の花(撮影日:2022年6月20日)

2022/06/20 …(1-1) (夏・地植え・半日陰)

花は花弁5枚でカップ形となる。 雄しべ花弁より短く、 よく似たビヨウヤナギの花は平らに平開し、雄しべ花弁より長く突き出る。

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キンシバイ(金糸梅) ヒペリカム・パツルム(1-2) 黄色の花 雄しべと雌しべの様子(撮影日:2022年6月20日)

2022/06/20 …(1-2) (夏・地植え・半日陰)
雄しべ雌しべの様子

花には多数本の雄しべと1本の雌しべがつき、 多数の雄しべは5つの束になってつく。 雌しべ柱頭は5裂する。

キンシバイ(金糸梅) ヒペリカム・パツルム(1-3)黄色の花 枝垂れる枝と葉の様子(撮影日:2022年6月20日)

2022/06/20 …(1-3) (夏・地植え・半日陰)
枝垂れる枝と葉の様子

枝は枝垂れ、花はやや下向きに咲く。 葉は鋸歯の無い全縁の楕円形で、平行に対生する。 よく似た園芸品種のヒデコートの葉は十字対生する。

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キンシバイ(金糸梅) ヒペリカム・パツルム(1-4) 未成熟の果実(撮影日:2022年6月20日)

2022/06/20 …(1-4) (夏・地植え・半日陰)
未成熟の果実の様子

果実の先端に雌しべの名残が見える。 できる果実は卵形のさく果で、 黒色に熟すと上部が5裂し種子を散布する。

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キンシバイ(金糸梅) ヒペリカム・パツルム(1-5) 黄色の花 全体の様子(撮影日:2022年6月20日)

2022/06/20 …(1-5) (夏・地植え・半日陰)
全体の様子

高さは1mほど。日当たりを好むが夏の直射日光に弱いため、 夏は日陰の涼しい場所で、で水はけと風通しを良くして育てる。

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