読み:アスパラガス・オフィシナリス (オフィキナリス)
オランダキジカクシ (阿蘭陀雉隠、和蘭雉隠)
オランダウド(阿蘭陀独活)、マツバウド(松葉独活)
コモンネーム:Asparagus (アスパラガス)
鉢植え 地植え
耐寒性 日なた~半日陰
種子まき 株分け
2022/04/21 …(1-1) (春・鉢植え・日なた)
アスパラガスは雌雄異株の植物で
雄株には雄花が、雌株には雌花がつく。
食用にする部分は若い茎なので雄株だけ、雌株だけでも収穫することができる。
その株が雄株か雌株かどうかは、どちらの花が咲いたかで判断し、
根や葉だけの時は花が咲くまで分からない。
2008/05/02 …(2-1) (春・日なた・鉢植え)
釣鐘型の花
花はベル形で対になってつく。
花被片6枚で下向きに咲く。
花の中を覗くと、雄花の場合雄しべの花粉で黄色い印象を受け
雌花の場合雌しべの白い柱頭と緑色の子房で
緑色の印象を受ける。
2008/04/05 …(2-2) (春・日なた・鉢植え)
日なたで生えた若い茎
太陽の下で育ったアスパラはグリーンアスパラと呼ばれ、茎は深く濃い緑色をしている。
土で若い茎を覆い日光に当てずに育てるとアスパラは白くホワイトアスパラとになる。
この茎をそのまま植え続けるとやがてふさふさとした状態になる。
2022/05/19 …(1-3) (春・鉢植え・日なた)
擬葉の様子
細かく分枝したふさふさして見える部分は葉ではなく茎が変化したもので擬葉と呼ばれる。
この姿が松葉に似ているためマツバウド(松葉独活)とも呼ばれる。
2022/07/20 …(1-4) (夏・鉢植え・日なた)
雌株の場合できる果実は球形の液果で
中には黒い種子が3~5個くらい入っている。
光沢があり秋には真っ赤に熟す。
若い茎は雌株だけでも収穫できるが受粉、結実には雄株の花粉が必要。
2020/12/23 …(4-1) (夏・地植え・日なた)
根は大きく深くなる
植え付けから3年くらいの充実した株から若い茎が収穫できる。
種子まきや休眠期の株分けで増やすことができ、日当たりと水はけのよい場所に植えつける。
2021/12/03 …(4-3) (冬・鉢植え・日なた)
黄葉する様子
寒くなると黄色に紅葉(黄葉)する。
全体が黄色くなったころ地上部から少し上の茎を狩り残った茎の部分に土を盛って防寒をする。
2013/07/19 …(3-2) (夏・地植え・日陰)
茎がよく茂る様子
背は高く草丈は1.5mほどになる。
アスパラガスには他の植物や虫を寄せ付けない分泌物を出すアレロパシーの働きがあり、
そのせいで連作障害が起こりやすくなっているが
上手に育てた場合、植え替えずに長く長く収穫できるそう。