ネコヤナギ (猫柳)

Salix gracilistyla

読み:サリックス (サリクス)

冬季落葉性の低木。花穂は白くやわらかい毛に包まれている。 この花穂を猫の尻尾に見立て猫柳と呼ばれる。

猫柳の枝の画像。芽鱗から出た花穂が見える。 (撮影日:2009年2月12日)

2009/02/12 …(1) (冬・切花)

花穂と芽鱗の様子

花弁:なし

毛でおおわれた花穂の上に赤い芽鱗が残っている。 冬の間の花穂はこの芽鱗に包まれている。 ネコヤナギは雌雄異株の植物で雄株には雄花を、雌株には雌花をそれぞれつける。

猫柳の雄花と雄しべの画像 (撮影日:2009年3月4日)

2009/03/04 …(2-1) (春・切花)

雄花のおしべ

おしべ:2本 めしべ:1本、柱頭:2裂

花は多数の花が集まった尾状花序で、雄花は1つの花に2本が合着したおしべが、雌花は1本のめしべがつく。 それぞれの基部には蜜を出す腺体があり、虫を呼ぶ働きをする。

雄株の猫柳の枝の画像 (撮影日:2009年3月4日)

2009/03/04 …(2-2) (春・切花)

雄株の枝の様子

葉は長楕円形で花が終わった後に展開する。