朧月 (オボロヅキ)

Graptopetalum paraguayense

グラプトペタルム・パラグアエンセ
コモンネーム:Ghost PlantMother of Pearl

常緑性の多年草で多肉植物。 葉は肉厚で茎にらせん状に付きロゼットを作る。 日なたで育ったものはやや赤みがかり 日陰で育ったものはやや青みがかる。 似た姿の秋麗ブロンズ姫は朧月とセダム属の異属間交配種。

朧月 (1-1) (撮影日:2021年4月21日)

2021/04/21 … (1-1) (春・鉢植え・半日陰)

写真の花には花弁が6枚あるが 春ごろ花茎を伸ばし花弁5枚の星形の花をつける。 雄しべが先に熟して花粉を出す雄性先熟自家受粉を避ける仕組みになっている。

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朧月 (1-2) (撮影日:2021年4月21日)

2021/04/21 … (1-2) (春・鉢植え・半日陰)
雄性期の花の拡大

花弁には赤い斑点がある。 おしべは10本で内側に5本、外側に5本付く。 雄性期の雄しべは中心に寄り立ち上がっている。 雌性期に入ると萎れた雄しべは外側へ倒れ、中央のめしべ5本が外に開くようになる。

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朧月 (1-3) (撮影日:2017年9月1日)

2017/09/01 … (1-3) (秋・鉢植え・半日陰)
ロゼットの様子

灰緑色の葉はやや赤みを帯びて見える。

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朧月 (1-4) (撮影日:2020年12月23日)

2020/12/23 … (1-4) (冬・鉢植え・半日陰)
冬の頃 全体の様子

寒さに強く-10度くらいまで対応できる。 冬になっても葉は大きいままで周年変わらない姿を保つ。

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