白色のドウダンツツジの花

ドウダンツツジ (灯台躑躅、満天星躑躅)

Enkianthus perulatus

読み:エンキアンサス・ペルラツス (エンキアンツス)

冬季落葉性の低木。ドウダンツツジの名前は結び灯台に由来し、一箇所から放射状に分枝する枝(1-4)を結び灯台の脚に見立てたトウダイツツジが転訛し、 ドウダンツツジと呼ばれる。 また小花を多数つける姿を満天の星に見立て、漢字では満天星躑躅とも表記される。

白色のドウダンツツジの花の画像。葉と花が同じくらいの割合でついている(撮影日:2021年4月12日)

2021/04/12 …(1-1) (春・地植え)

葉と花の様子

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葉:倒卵形

葉は枝先に輪生状に互生する。縁には細かい鋸歯がある。 ドウダンツツジの冬の間の花芽と葉芽は1つの冬芽の中に入っている(1-4)

ドウダンツツジの小花の画像。雌しべの先端が見える (撮影日:2021年4月12日)

2021/04/12 …(1-2) (春・地植え)

白色の花

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おしべ:10本 めしべ:1本

花は壺形で先端は5裂し小さく反り返る。 雄しべは雌しべの周りに10本並んでつく。

名前の由来となった枝の分枝の画像。早春の枝で先端には冬芽がある (撮影日:2021年3月3日)

2021/03/03 …(1-3) (春・地植え)

分枝する枝の様子

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枝は一箇所から放射状に分枝する。名前の由来となった結び灯台とは3本の棒の中心を紐で結んで上下を開いて立てたもので、その上に油皿を乗せて明かりとした。

ドウダンツツジの冬芽の画像。まだ小さい (撮影日:2021年3月3日)

2021/03/03 …(1-4) (春・地植え)

冬芽の様子

ドウダンツツジの花芽と葉芽は1つの冬芽の中に一緒に入っている。 暖かくなるとここから葉と花が同じくらいの時期に出てくる(2)

植え込みにある複数の木の画像 (撮影日:2021年3月3日)

2021/03/03 …(1-5) (春・地植え)

早春の全体の様子

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ドウダンツツジの葉は秋には赤く鮮やかに紅葉し、冬には落葉して休眠する。

多数の花が咲いている画像。冬芽から葉と花が出る様子 (撮影日:2013年4月5日)

2013/04/05 …(2) (春・地植え)

冬芽から出る葉と花

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この画像の花は咲き始めで葉もまだ小さい。左側の大きくなった冬芽から葉と花が出ているのが見える。