オオイヌタデ (大犬蓼)

オオイヌタデ (大犬蓼)

Persicaria lapathifolia

読み:ペルシカリア・ラパシフォリア

コモンネーム:
Pale Smartweed (ペール・スマートウィード)
Curlytop Knotweed (カーリートップ・ノットウィード)

分類

1年草

科属

タデ科 / イヌタデ属

花期

6月から11月

花色

赤,ピンク

用途

鉢植え 地植え 雑草

環境

耐寒性 日なた~半日陰

繁殖

種子まき こぼれ種

春まきの1年草の在来種。 畑や河原などの肥沃な場所や湿り気のある場所で多く見られ 特に畑では厄介な雑草としても扱われる。

オオイヌタデ(大犬蓼)(1-1) 白色の花(撮影日:2022年9月5日)

2022/09/05 …(1-1) (秋・日なた・地植え)

花は花軸の無い小花が均等につく穂状花序。 穂は大きく長く、片側に垂れ下がる。 葉は広線形で基部は茎を抱く。オオイヌタデの節は膨らみ基部にはタデ科に見られる托葉鞘(たくようしょう)がつく。

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オオイヌタデ(大犬蓼)(2-1) ピンク色の花 花の拡大(撮影日:2022年9月5日)

2022/09/05 …(2-1) (秋・日なた・地植え)
花の拡大

花は花弁の区別のない花被片が4~5枚つく。 雄しべが6本雌しべが1本に、花柱は2本つく。

オオイヌタデ(大犬蓼)(1-2) 白色の花 托葉鞘の様子(撮影日:2022年9月5日)

2022/09/05 …(1-2) (秋・日なた・地植え)
オオイヌタデの托葉鞘

タデ科の植物は葉の基部に膜質の托葉鞘がつきこれで種を判別している。 似た姿のイヌタデやハルタデの托葉鞘の先端には毛が生えるが、 オオイヌタデの托葉鞘は無毛で毛は生えない。

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オオイヌタデ(大犬蓼)(2-2) ピンク色の花 穂状花序の様子(撮影日:2022年9月5日)

2022/09/05 …(2-2) (秋・日なた・地植え)

花がまばらに咲いているのが見える。できる果実は扁平な円形の痩果で 暗い茶褐色で光沢がある。 花後も花被片が残って果実をすっぽりと包む形となる。 果実(種子)はたくさんできるので種子まきやこぼれ種で増やせる。

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オオイヌタデ(大犬蓼)(2-3) ピンク色の花 全体の様子(撮影日:2022年9月5日)

2022/09/05 …(2-3) (秋・日なた・地植え)

オオイヌタデはイヌタデに似て大きいことから大犬蓼と呼ばれる。 草丈は高く1m~2mほどで直立し、穂は目線の高さとなる。 夏から秋にこぼれた種は秋に発芽し、冬は地面に張りつくロゼット状に葉を広げて越冬する。

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