アメリカナデシコ

アメリカナデシコ

Dianthus barbatus

ダイアンサス・バルバツス
ビジョナデシコ(美女撫子)、ヒゲナデシコ(髭撫子)

コモンネーム
Sweet William (スイートウィリアム)

分類

常緑多年草 (1年草扱い)

科属

ナデシコ科 / ナデシコ属

花期

花色

赤,ピンク白複色

用途

切花　鉢植え　地植え

環境

耐寒性　日当たりの良い場所

繁殖

種子まき　こぼれ種

常緑性の多年草。夏の高温多湿に弱いため秋まきの1年草としても扱われる。秋まきの場合発芽してから年を越して開花するため1,2年草または越年草とも表記される。充実した株が低温に当たることで花芽ができるため開花には冬の寒さが必要。南ヨーロッパ原産だがアメリカを経由し日本に輸入されたためアメリカナデシコと呼ばれる。

2015/05/14 …(1-1) (春・日なた・鉢植え)

春から初夏に茎先に多数の小花をつけドーム形の花序を作る。高さは大きいものだと60cm程になり切花に向く高性種。英名Sweet Williamの由来には諸説あるがどれも人名に因んだものと言われている。

春から夏に咲く花
3　4　5
6　7　8
9　10　11
12　1　2

2016/05/05 (春・日なた・鉢植え)
花の拡大

花弁5枚で先端に細かい切れ込みが入る。雄しべが10本に雌しべが1本、雌しべの花柱が2本つく。髭撫子の名前は花のまわりの細く伸びる総苞片が髭のように見えるため。

2013/06/22 (夏・日なた・鉢植え)
小花と総苞片の様子

この小花が多数集まりドーム形の花序を作る。小花の下側の総苞片の塊は花が終わった後の状態のもの。やがて夏には果実ができる。

2013/07/14 (夏・直射日光の当たる日なた・鉢植え)
果実と種子の拡大

できる果実はさく果。茶色に熟すと上部が4裂する。中に黒い種子が入っているのが見える。

2015/04/25 (春・日なた・鉢植え)
葉と茎の様子

写真の花はつぼみの状態のもの。葉は無柄の披針形で対生する。

2013/07/14 …(1-2) (夏・直射日光の当たる日なた・鉢植え)
裂開した果実　全体の様子

2014/02/21 …(1-3) (冬・日なた・鉢植え)
冬の様子

冬にはロゼットの状態で丈を低くして越冬する。手前の緑色の葉はピンク色の花が咲いたもの。奥の赤い葉は赤色の花が咲いたもの。

2016/04/09 …(1-4) (春・日なた・鉢植え)
暖かくなり茎が伸びだしたころの様子

アメリカナデシコは高温多湿に弱いため夏は日陰の涼しい場所に置き、乾燥気味に水はけと風通しを良くして蒸れを防ぎ育てる。写真の場所は夏の直射日光が当たる日なたの大きなプランター内。

2016/05/23 …(1-5) (春・日なた・鉢植え)
2016年の開花の様子

2013/05/18 …(1-6) (春・日なた・鉢植え)
2013年の開花の様子

2013/10/05 …(2-1) (秋・日なた・鉢植え)
秋の様子

写真の鉢は(1)と同じ種を播いたもの。花が終わった後の様子。いくつかは鉢から垂れ下がっている。

2014/01/29 …(2-2) (冬・日なた・鉢植え)
冬の様子

赤い葉と緑の葉が見える。この鉢には濃い赤、ピンク色、ピンクと白の複色の3種類が植わっている。

2014/06/04 …(2-3) (夏・日なた・鉢植え)
開花時の様子

ピンク色の花は5月24日頃に咲き始めた。

2014/06/04 …(2-4) (夏・日なた・鉢植え)
複色の花の様子

アメリカナデシコと同じ科の植物　 (ナデシコ科)
同じ科、同じ属
- セキチク (カラナデシコ)
- カラーマジシャン (四季咲きナデシコ)
- アメリカナデシコ (ビジョナデシコ)
- カーネーション
同じ科、違う属
- アグロステンマ・ギタゴ (ムギナデシコ)
- ナデシコ科の植物