宿根カスミソウ(霞草) ジプソフィラ・パニキュラータ

宿根カスミソウ

Gypsophila paniculata

ジプソフィラ・パニキュラータ コゴメナデシコ (小米撫子)

コモンネーム
Baby's Breath (ベイビーズブレス)

分類

落葉多年草

科属

ナデシコ科 / カスミソウ属

花期

5月から7月

花色

ピンク

用途

切花 鉢植え 地植え

環境

耐寒性 日当たりの良い場所 (夏は日陰)

繁殖

さし木 株分け

冬季落葉性の多年草。 切花としてよく見られる高性種。耐寒性は強く、寒くなると地上部は枯れ休眠する。 高温多湿に弱いため、夏は日陰で風通しの良い涼しい場所へ置き 水はけを良くして育てる。 夏越しが難しいため秋まきの1年草としても扱われる。

宿根カスミソウ (霞草) ジプソフィラ・パニキュラータ(1) 白色の花 高性種 (撮影日:2015年2月9日)

2015/02/09 … (1) (冬・切花)

花は2出集散花序。最初に先端に花がつきその下から分枝する集散花序の一つで、枝は対生し円錐状になる。 細かく分枝し多数の小花をつける姿が霞のように見えることから霞草と呼ばれる。 属名のpaniculata(パニキュラータ)は円錐状のと言う意味。 丈は高く100cm程になる。 葉は長楕円形~長披針形で十字に対生する。 写真の青色は染料の色。

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宿根カスミソウ (霞草) ジプソフィラ・パニキュラータ(1-2) 白色の花 雄しべと雌しべの拡大(撮影日:2015年2月9日)

2015/02/09 … (1) (冬・切花)
雄しべ雌しべの拡大

一重咲きの宿根カスミソウは花弁5枚に雄しべが10本、雌しべが1本で 花柱は2本つく。 八重咲きの花の花弁雄しべが変化したもので 写真の花には約6本の雄しべと2本の花柱、その奥に緑色の子房が見える。子房上位。

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宿根カスミソウ (霞草) ジプソフィラ・パニキュラータ(1-3) 白色の花 高性種 (撮影日:2015年2月9日)

2015/02/09 … (1-3) (冬・切花)

果実は球形のさく果。上部で4つに裂ける。 八重咲きのカスミソウは雄しべを変化させているため種子はほとんどできないそう。 さし木や株分けで増やす。 種子まきの場合秋に播くことで開花を早め夏を避けることができる。

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宿根カスミソウ (霞草) ジプソフィラ・パニキュラータ(2) 白色の花 高性種 (撮影日:2008年4月26日)

2008/04/26 … (2) (春・切花)
白色の宿根カスミソウ

染料の無い白いカスミソウの様子。